人事戦略の策定に際し、内外環境の変化を踏まえ、15年後を見据えた中長期ビジョンについて議論を重ね、今後の当行の人員構成の変化をシミュレーションするとともに、会社が目指すビジネスの実現に必要な人員を整理し、ギャップを特定しました。人口減少やAI・デジタル技術の進展等の外部環境が急速に変化する中、そのギャップを埋めるために、採用強化、AI等活用による生産性向上を図り、これらにより創出された人材を注力分野などへ重点的に配置していきます。
新・中期経営計画では、新たなステージへのチャレンジが求められるため、専門性を追求できる複線型人事制度を導入するほか、手挙げ制度であるキャリアチャレンジ制度や社内インターンシップ、各種内外研修を通じて、社員の自律的な成長、キャリア形成を後押しするとともに、社員の働きがいの向上を図っていきます。
また、女性およびシニアの活躍推進、障がい者雇用の促進に加え、LGBTQ+の理解促進、多様な知識・経験を持つ人材が互いに認め合い活躍できる環境づくり、柔軟な働き方の推進に取り組んでいます。あわせて、育児、介護、病気治療、不妊治療などに対する人事制度の充実を図ることで、年齢や性別等にかかわらず、多様な人材が安心して能力を発揮できる職場環境づくりを進めていきます。
人事は、経営(事業)と社員(組織)をつなぐ上で重要な役割を担っているため、社員一人ひとりが経営理念や事業戦略を深く理解し、自らの役割を主体的に捉えられるよう、様々な機会や手段を通じて、パーパス、ビジョン、事業戦略などの浸透を図っていきます。
あわせて、経営と社員が同じベクトルで企業価値向上を目指すという観点から、株式報酬制度の導入や人事・給与制度の見直しを進めていきます。
社員の成長が企業の成長につながり、企業の成長が社員に還元される、この好循環を強化することで、会社と社員の結びつき、ひいてはエンゲージメントを高め人事戦略面から企業価値向上を実現してまいります。
2026年4月、多様な社員が活躍し、自律的なキャリアを築ける環境を実現するため、ダイバーシティ推進部と研修やキャリア開発を担当していた人事部人材開発室を統合し、ダイバーシティ・キャリア開発部として新たに生まれ変わりました。ダイバーシティ・キャリア開発部では、人事戦略に掲げる三つの柱「成長を支える」「働きがいを高める」「多様性を活かす」それぞれに対して、自律的なキャリア形成、心理的安全性の確保された働きやすい職場、多様な社員が活躍できる環境を実現して、社員一人ひとりが最大限に自分の力を発揮し、企業価値の向上につなげることを目指しています。
ひと昔前は、長時間のフルタイム勤務が可能な人材を中心に、会社が設計したキャリアに沿って昇進・成長する構図が主流でした。
現役世代の縮小および経営環境ならびに価値観の変化の速度を踏まえれば、当行の持続的成長に向け、社員が各々の事情の下で能力を最大限発揮し成長できる職場基盤の整備が不可欠です。あわせて、社員には、自らのキャリアを自律的に選択・構築する主体性が求められます。
ダイバーシティ・キャリア開発部は人事部とともに、「すべての社員が成長し、力を発揮できるゆうちょ銀行」の実現に向け、進んでまいります。
挑戦を通じて自ら成長する社員を育成し、その能力を最大限に発揮できる環境を整備します。
これにより、多様な人材が活躍する「いきいき・わくわく」に満ちた会社を社員とともに築き、
企業価値向上を目指します。