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人事戦略の基本的考え方

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執行役山本 浩和

今年、創業150周年の節目を迎えましたが、150年の長きにわたり事業を継続できたのは、先人が築いた「親しみやすい」、「安心・安全」といった信頼のブランドの賜物だと考えています。当行のパーパス「お客さまと社員の幸せを目指し、社会と地域の発展に貢献します。」は、近江商人の経営哲学である「三方よし」に通ずるものであり、これまで以上にパーパスを意識して人的資本経営を推進していきます。その過程で何よりも重要なことは、競争力・価値創造の源泉である社員一人ひとりが心身ともに健康であること、能力を最大限発揮できる環境と組織風土づくりだと考えています。
人事戦略の基本的考え方は、多様な人財とともに「いきいき・わくわく」に満ちた会社を築くことであり、これまで働き方改革、DE&I推進、組織風土改革、ウェルビーイング向上などの取り組みを通じ、エンゲージメントの向上に注力してきたところです。
今年は人的資本経営に本格着手して3年目を迎えます。この2年間で社内の人的資本経営への理解が深まり、多様な働き方も浸透してきました。社員のチャレンジも増え、成長も実感しています。
その一方で、多くの課題も見えてきました。そのひとつの事例がシニア人財の活躍領域の拡大です。この課題解決に向け、今年度からダイバーシティ推進部にキャリア相談やキャリア自律の支援を行うキャリアアドバイザー8名を新たに配置しました。シニア人財がこれまで培った知識・経験を活かして活躍することは、中堅層や若年層社員に良い影響を与え、組織力の向上に資すると考えています。
多くの社員が「働きやすさ」と「働きがい」を実感できるよう、経営戦略と連動した人事制度、キャリア支援などの人財投資に努め、社員一人ひとりが「いきいき・わくわく」活躍できる職場を社員とともに築き、お客さまと地域の発展に貢献してまいります。