1. ホーム
  2. 環境
  3. 自然資本・生物多様性保全への取り組み

自然資本・生物多様性保全への取り組み

ゆうちょ銀行は、2022年9月、自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures:TNFD)フォーラムに参画しました。自然資本や生物多様性保全に対する意識の向上を図るとともに、持続可能な社会の実現に貢献できるよう、自然資本・生物多様性保全に資する取り組みをより一層推進していきます。

自然資本の保全・再生に対する当行の考え方

~自然と共に、豊かな未来を育む。~

  • 経済活動は自然資本に大きく依存しており、当行を含めすべての企業は自然資本と関係しています。当行は金融機関として、自然資本と関わる企業への資金提供者の役割を担っており、一般的に投融資先を分析・管理対象として対応を進めていくことが望ましいと認識しています。
  • 一方で、郵便局ネットワークを通じて日本全国で事業を展開する当行は、日本の社会と地域の健全な発展を目指し、地域に根差した自然の保全・再生といった関わり方も重要だと認識しています。投融資先への対応に限らず、グループ一体となって環境関連の取組みを広範に実施していきます。

主な取り組み

事業におけるペーパーレスの促進

ゆうちょ銀行では、ICTを活用した紙使用量削減につながる新たなサービスの開発に取り組んでいます。また、お客さまにお送りする書類等の電子データ化により、紙の使用量削減とゴミの減量に取り組んでいます。
社内においては、タブレット端末を活用した営業によるサービス向上と紙使用量削減、社内会議のペーパーレス化、ペーパーレス決裁システム(電子稟議システム)導入、eラーニングによる各種研修実施等、さまざまな観点から紙の削減に取り組んでいます。また社内で使用するコピー用紙はすべてリサイクル用紙を使用しています。

無通帳型総合口座「ゆうちょダイレクト+(プラス)」

通帳を発行せず、現金の預け入れと払い出しはキャッシュカードで、入出金明細照会や現在高照会などは「ゆうちょダイレクト」上でご利用いただけるサービスです。
紙の通帳を発行しない代わりに、入出金明細を最大20年間ご確認いただけます。これまで通帳に使用していた紙や、お客さまへの各種お知らせの紙も不要となるため、紙使用量の削減につながります。

※:
2021年3月以降の明細が対象。(2021年2月以前の明細は最大15か月間)
ゆうちょダイレクト+(プラス)

ゆうちょダイレクト+(プラス)について

振替受払通知票Web照会サービス

振替受払通知票および払込取扱票などを振替口座への入出金日の翌朝9:00以降に、オフィスやご自宅のパソコン・スマートフォンから確認できるサービスです。
ご利用のお客さまからは、「インターネット上で振替受払通知票などが確認できて便利」、「紙の振替受払通知票を保管する必要がなくなって、楽になった」などの声をいただいています。文書でお知らせする代わりにWeb画面でご確認いただくため、紙使用量の削減につながります。

振替受払通知票Web照会サービス

振替受払通知票Web照会サービス

環境保全団体への寄付「ゆうちょ エコ・コミュニケーション」

ゆうちょ銀行は、無通帳型総合口座「ゆうちょダイレクト+(プラス)」の取り扱いをはじめ、ゆうちょ銀行における各種環境負荷の削減に寄与する施策の効果を還元することとし、里山や里海の保全・再生を通じて生物多様性保全活動等の環境活動と社会貢献の両面を有する活動に地域住民とともに取り組む全国の団体に寄付し、活動を支援しています。

ゆうちょ銀行と地域社会・地域住民との相互コミュニケーションを深め、地域社会の持続的発展に貢献することを目指しています。

ゆうちょ エコ・コミュニケーション

ゆうちょ エコ・コミュニケーションの仕組み

ゆうちょ エコ・コミュニケーション

寄付先団体一覧(寄付実施:2024年4月および2025年4月)

※:
各団体のサイトを別ウインドウで開きます

過去の寄付先団体・寄付先団体の活動が御覧いただけます。

寄付先団体一覧 (寄付実施:2022年3月および2023年3月)
各団体のサイトを別ウインドウで開きます
寄付先活動紹介

2021年4月~2023年3月に、寄付金を活用していただいた団体の活動の一部をご紹介します。

大雪山自然学校(北海道上川郡東川町)

『「キトウシの森」について学びながら、地域の人々と一緒に整備することで森林を活用できる状態にし、地域資源としての価値を高めていくことを目的として活動しています。
「森林の環境整備」、「木育・自然体験活動」や「森づくりスキル研修・ボランティアリーダー養成研修」等を通じて、育林や環境保全の重要性について多くの地域住民の皆さまに理解を深めてもらうことができました。』

子ども2人が森林の中で環境活動を学んでいる様子
子ども複数人が雪山の中で環境活動を学んでいる様子
遠野エコネット(岩手県遠野市)

『森林環境保全・環境教育事業を通じて、市民が自然と共に豊かに生きていける社会を実現することを目指しています。
「森の笠地蔵プロジェクト」では、地域住民と間伐等の森林整備・間伐材の搬出を行い、間伐材を利用し作った薪を高齢世帯へ配達することで自然環境の改善を行いました。また、子ども向け自然体験型教育や、環境セミナー・イベント事業を通じて、市民の森林に対する意識を変えるきっかけを作ることができました。』

親子数人が森林の中を散策している様子
親子複数人が森林の中で自然体験をしている様子
たてやま・海辺の鑑定団(千葉県館山市)

『沖ノ島における自然体験や環境を守る活動をきっかけとして、環境保全・再生が継続し、地域に広がり、自然環境が次世代に継承されることを目指しています。また地域住民(特に次世代を担う子どもたちや若者たち)が、学び活躍する場を創出することを目的としています。
アマモの調査活動や苗移植会・苗床つくり会を通じて、多くの地域住民の皆さまに環境保全や再生につながる行動への意識を高めてもらうことができました。』

海辺でのたてやま・海辺の鑑定団の集合写真
学生たちのたてやま・海辺の鑑定団の集合写真
多摩源流こすげ(山梨県北都留郡小菅村)

『全国の源流域との繋がりを深め、持続可能な循環型社会を実現するための生きた知恵を継承していくことを目指して活動しています。
「水源の森再生プロジェクト」における、水源の森再生技術者養成講座や源流の森づくり教室の開催、また、源流域での体験学習を通じ、地域住民同士の交流を深めるとともに、知識だけでなく、生きた知恵を次世代へ伝えることができました。』

数人の男性が森林の中で作業をしている様子
子ども達が源流体験をしている様子
国際ふるさとの森づくり協会(東京都国分寺市)

『植生生態学、植物社会学の科学的知見に基づき、その土地の潜在自然植生を構成する種を多く選定し、これらのポット苗を密植・混植する、自然の森のシステムに従った植生生態学的方法、「ふるさとの木によるふるさとの森づくり」によって、東京都立高尾陣場自然公園内で、異質な景観を呈する荒廃する斜面地に、豊かな自然林を再生することを目的としています。
高尾小仏植樹祭や市民参加型育樹祭を通じた植樹活動により、自然環境の創出に寄与することができました。』

高尾小仏植樹祭の様子
植樹活動を行っている様子
愛宕山てっぺんの森を守る会(長野県北佐久郡軽井沢町)

『愛宕山の森の劣化抑制と環境復元・維持を目指して、白樺の森復元・絶滅危惧種保護・植樹活動等を実施するとともに、環境教育実施研修資料の作成・配布や、啓蒙普及動画コンテンツ制作と配信等を行い、環境意識高揚と次世代を担う人の育成の拠点化に寄与することができました。』

森林の中で祈祷する様子
男性2人が森林の中で座っている様子
能登半島おらっちゃの里山里海(石川県珠洲市)

『自然豊かな里山里海の保全活動をベースとした観光教育プログラムの開発・提供により、次代を担う人材が育成され、里山里海文化の保全継承に対する市民の理解が深まることを目指しています。
水稲栽培やジュンサイ収穫などの里山保全活動、クリーンビーチ等の里海保全活動や、地域の小中学校への環境教育活動を通し、参加者に環境保全の重要性を理解していただくことができました。』

小学生が舞台で自然活動の発表をしている様子
男性達が森林伐採をしている様子
どんぐりモンゴリ(愛知県長久手市)

『どんぐりを中心とした苗木作り、植林の緑化再生活動を行いながら、地域住民の生活向上と子どもたちの教育を支援することを目的としています。
「どんぐり授業」を通して子どもたちにどんぐりの役割やパワーを学ぶ機会を提供するとともに、どんぐりのポット苗づくりや植樹活動を行うことで、自然の大切さ・命の尊さを学んでもらいながら、森づくりを行いました。』

子ども達が植樹活動をしている様子
子ども達が植樹活動をしている後ろ姿
やましろ里山の会(京都府京田辺市)

『山城地域の豊かな自然環境を多くの体験を通じて学び、生物多様性の理解に役立て「自然を大切にする仲間の輪を大きくする」活動を進め、郷里に誇りを持てる人を育てることを目的に活動を行っています。
里山農園での昆虫観察会、木津川でのイタセンパラの復活観察会活動親子花見乗船体験・里山農園体験等、里山の自然環境・調査活動や里山を構成する田圃等での農・林業体験学習事業を通じて、自然環境の保全とその啓発を行い、公共の福祉と地域の活性化に寄与することができました。』

やましろ里山の会の講演の様子
炭焼き体験の様子
隠岐しぜんむら(島根県隠岐郡海士町)

『島独自の生態系保全のための外来種問題、海岸漂着ゴミ問題を島民とともに考えることで、多様な主体が協働するためのプラットフォームを構築し、隠岐の独自の生態系を未来に渡り持続させていくことを目的としています。
地域住民とともに海岸漂着ゴミ調査と回収希少生物保全活動、希少生物保全活動などを行い、地域内での自然環境の状況を整理して可視化して伝えることにより、地域住民が自分事として自然環境の重要性を意識する機会を提供することができました。』

子ども達が話を聞いている様子
森林の中で数人が活動している様子
四国自然史科学研究センター(高知県須崎市)

『ニホンザルとの共存に向けた地域づくり「サル去るプロジェクト」を通じ、ニホンザルの生息と人々が安心して暮らせる地域をつくることを目的としています。
農地への侵入防止策の設置等、住民主体で行うサル被害対策やサルの群れの行動追跡を行うとともに、効果検証や普及啓発活動を行うことで、住民が中心になって行う被害対策の浸透を図ることができました。』

複数人で網を設置している様子
木の側で男性が指をさしている様子
ふくおかFUN(福岡県福岡市)

『海洋の現状を可視化しながら、アオサの回収とアマモ場造成を行うことにより、地域住民の海洋環境への意識を高め、地球温暖化の緩和に取り組んでいます。また、博多湾での水中調査・撮影や水中世界についての授業・講演である「海の学校」開催を通じ、地域住民や企業の社員に水中世界の現状と課題を知っていただくことができました。』

海中のアマモ場の風景
小学校で講演を行っている様子
石西礁湖サンゴ礁基金(沖縄県石垣市)

『地域住民、特に若い世代に、自分たちの暮らしがサンゴ礁と結びついていることを知ってもらい、その見直しに繋げることを目的としています。
小学生を対象とするサンゴ学習の実施や、畑と海をつなぐサンゴのまつりの開催を通じ、近隣住民の皆さまへサンゴ礁の現状やサンゴ礁に影響を与える海ゴミの問題等について学ぶ機会を提供することができました。』

子ども達が浜辺で自然活動を行っている様子
畑で種を蒔いている様子

寄付先団体一覧 (寄付実施:2020年3月および2021年3月)
各団体のサイトを別ウインドウで開きます
寄付先活動紹介

2020年4月~2022年3月に、寄付金を活用していただきました。その活動の一部をご紹介します。

シマフクロウ・エイド(北海道厚岸郡浜中町)

『北海道の自然や文化を代表し絶滅の恐れがあるシマフクロウの保護活動や、本種を生態系の中心に据えた次世代の人材育成と重要環境の保全活動を通じ持続可能な地域の創生の推進を軸に生物多様性保全や希少種と共存する社会の構築を目的としています。
「防鹿柵の設置」、「植樹の実施」や「PR動画の作成」等を通じて、河畔林再生の重要性等について多くの地域住民の皆さまに理解を深めてもらうことができました。』

シマフクロウ・エイド イメージ1
シマフクロウ・エイド イメージ2
わたりグリーンベルトプロジェクト(宮城県亘理郡亘理町)

『東日本大震災によって失われた海岸林を再生し、適切な管理及び利活用を進めながら、かつて沿岸部の農業や人々の暮らしを支えてきた緑豊かな自然環境と地域のにぎわいを取り戻すことを目的としています。
地域住民等を対象とした「自然観察会」や「海岸林再生活動」を通して、参加者に沿岸域の自然環境の魅力や価値、課題を伝えることができました。』

わたりグリーンベルトプロジェクト イメージ1
わたりグリーンベルトプロジェクト イメージ2
足尾に緑を育てる会(栃木県日光市)

『煙害で荒廃した足尾の山の緑化活動を通じて、水循環系を中心とした環境問題に取り組むとともに、渡良瀬川源流地域の問題を考え、もって自然環境の健全化並びに地域社会の伸展に貢献することを目的としています。
多くの若者に足尾と当会の活動を見て体験してもらうことで、自然環境学習非常勤スタッフを養成し、会と若者のネットワーク構築を図ることができました。また、長期的な整備事業である緑化事業を継続するための植樹地の土地整備を行い、苗木の活着率を高める基盤整備をおこなうことができました。』

足尾に緑を育てる会 イメージ1
足尾に緑を育てる会 イメージ2
ふるさとの森づくりセンター(東京都あきる野市)

『里山、特にその中心となる雑木林の保全・再生およびそれに関わる調査研究を行い、さらに環境教育および自然保護に関する普及啓発事業を進め、自然と人間が共生できる豊かな社会の実現に寄与することを目的としています。
市民参加の里山保全活動として、自然の中で体を張って遊んだり生き物の観察をしたりする体験型環境教育を行うことで、自然の不思議や奥深さ、大切さを育む活動を行うことができました。』

ふるさとの森づくりセンター イメージ1
ふるさとの森づくりセンター イメージ2
暮らし・つながる森里川海(神奈川県平塚市)

『自然環境の保護・保全活動、川の自然と触れ合える場づくり、環境教育活動の実践など、環境視点のまちづくり運動を進めています。
環境、SDGsをテーマに開催したイベント「湘南ピクニック・土手の下のSDGs」には1000人を超える市民が集まり、活動PRや人的交流が図れるなど、大きな成果を収めることができました。』

暮らし・つながる森里川海 イメージ1
暮らし・つながる森里川海 イメージ2
新潟水辺の会(新潟県新潟市):2020年度寄付先

『かつての潟の豊かさを体得している地元住民と支援する市民が連携し、潟の再生を協働しています。それを、次世代の子どもたちが自ら楽しみ、育みながら、潟の魅力遺産に発展させられたらいいなと思っています。年間を通し、空心菜の湖上竹筏栽培、収穫体験や料理教室、小中学校の学習支援を行い、一石八鳥効果を上げています。ラジオやTVで空心菜の湖上栽培や潟舟、防災体験活動が放送され、毎日地球未来賞奨励賞などにつながりました。』

新潟水辺の会 イメージ1
新潟水辺の会 イメージ2
かみえちご山里ファン倶楽部(新潟県上越市):2021年度寄付先

『会員及び地域振興と環境保全を願う市民の皆さまに対してボランティア活動、上越市西部中山間地域における里と山の自然・景観・文化を守る事業活動を行い、農・林・漁業の振興によるまちづくりと環境保全及び山里文化を育むことを目的としています。
市民の皆さまと行う棚田の保全活動や自然環境調査及び各種体験会を実施することで、地域の魅力を発信し、交流人口と協力者を増やし、学びの場としての棚田・里山をみんなで育てていくことができました。』

かみえちご山里ファン倶楽部 イメージ1
かみえちご山里ファン倶楽部 イメージ2
河北潟湖沼研究所(石川県河北郡津幡町)

『石川県の河北潟及び河北潟地域の水質や動植物を保全し、地域の人々の暮らしと水辺の自然とのかかわり、干拓地や周辺地域の農業のあり方等について、調査・研究、実践活動、事業を通じて、持続可能な地域の実現に貢献することを目的としています。
当法人が管理する水田と畑においてミニビオトープと生き物観察会を行い、参加された市民の皆さまに農薬や肥料と生きものの生育状況との関係を理解してもらうことができました。』

河北潟湖沼研究所 イメージ1
河北潟湖沼研究所 イメージ2
サンクチュアリエヌピーオー(静岡県浜松市)

『貴重な海岸環境とそこに生息する野生動植物を保護していくことが私たち自身の未来にとっても大切であるとの思いのもと、多くの人々に活動に参加していただき、この思いを共感していただくことを目的に活動をしています。
遠州灘海岸のプラごみ及びマイクロプラスチックの早期回収を実施し、海岸の野生動植物の保護・繁殖調査を実施することで、活動への参加者に生物多様性保全の必要性を理解してもらうことができました。』

サンクチュアリエヌピーオー イメージ1
サンクチュアリエヌピーオー イメージ2
加茂女(京都府木津川市)

『地域住民に対して、ボランティア活動を活発にし、併せて町づくりへの積極参加を推進するために、福祉、教育文化、環境保全、地域コミュニティづくりに関する事業を行い、地域内を活性化し、地域住民にとって住みやすく生き甲斐のある町づくりの推進に寄与することを目的としています。
「竹林の整備」や「竹と筍の付加価値と商品化事業」などを通して、地域の竹林からできた農産物を活用した商品により街の活性化が図れることを学んでいただけました。』

加茂女 イメージ1
加茂女 イメージ2
西中国山地自然史研究会(広島県北広島町)

『環境保全・里山文化の継承・生物の多様性の観点から地域の豊かな自然環境を保全し地域社会に貢献することを目的としています。
学校での環境教育、茅場(草原)の整備、野鳥及び植生調査を実施することで、西中国山地に残された草原及び生物多様性の保全を体験する機会を提供することができました。』

西中国山地自然史研究会 イメージ1
西中国山地自然史研究会 イメージ2
由良野の森(愛媛県上浮穴郡久万高原町)

『自然の中での体験を通じて、自然と人とが互いに影響し合いながら変化していくという関係性を再認識することによって、常に幸せを感じられる、より良い持続可能な社会づくりに寄与することを目的としています。奧山の森復元のため、原生林や社叢林から郷土樹種の種を集め、3年かけて苗を育て、奥山の放置林を伐採し定植の準備が進んでいます。多くの方に参加いただき、参加者の山林の現状把握とそれぞれの自然観拡大が進みました。』

由良野の森 イメージ1
由良野の森 イメージ2
おおいた環境保全フォーラム(大分県大分市)

『自然と共生した持続可能な住み良い郷土を次の世代に伝承するため環境保全に関する情報提供及び保全、保護活動を行う。希少動植物の保護や外来生物の対策、地域資源を活用したコミュニティー作り等、幅広い世代に環境教育や啓発活動を行うことを目的としています。
海洋環境学習会を開催し、実際に人工ゴミ・流木等の漂着調査やウミガメ等の上陸産卵、漂着の調査を実施することで、河川流域と海岸域の住民と協働でプラスチックによる海洋汚染問題解決に向けた普及啓発活動を実施することができました。』

おおいた環境保全フォーラム イメージ1
おおいた環境保全フォーラム イメージ2
おきなわグリーンネットワーク(沖縄県那覇市)

『地域との協働により、持続的な沖縄の海の保全・再生、営農支援、観光資源の保全、環境学習等に取組むことにより、おきなわの“美ら島・美ら海”を未来へ繋ぎ、地域の発展に寄与することを目的としています。
地域と協働した環境学習やグリーンベルト植栽活動を実施し、沖縄県の海・川等の汚染原因のひとつである陸域からの赤土等流出防止対策を普及することができました。』

由良野の森 イメージ1
由良野の森 イメージ2

寄付先団体一覧(寄付実施:2017年12月)
各団体のサイトを別ウインドウで開きます
寄付先活動紹介

2018年1月~12月に、寄付金を活用していただきました。その活動の一部をご紹介します。

サロベツ・エコ・ネットワーク(北海道天塩郡豊富町)

『サロベツ地域の方々や次世代を担う子ども達を対象に、国立公園の自然の魅力や重要性を知り、保全・交流活動など多様で豊かな自然環境を未来へ引き継ぐ活動を実施することにより、地域内の人材育成の取り組みが一層加速され、今後も継続的な保全活動を行っていくための基盤を作ることを目的としています。
「市民参加型の調査活動及び観察会」、「市民参加型の渡り鳥生息地保全活動」「活動報告写真展や活動報告会」等を通じて、多くの市民に生態系の営みを感じさせ、さらに、環境が汚れている現状を体感してもらうことができました。』

サロベツ・エコ・ネットワーク イメージ1
サロベツ・エコ・ネットワーク イメージ2
ひらた里山の会(山形県酒田市)

『放置林化の悠々の杜歴史公園を”人が集い、自然と人が繋がる美しい里山”の「市民の杜」として整備することを目的としています。
「悠々の杜整備作業」、「間伐材活用の遊具設置」、「竹林整備」等を実施することで、悠々の杜が市民の憩いの場として利用されるようになり、また、活動に参加した小中学生に里山についての理解を深めてもらうことができました。』

ひらた里山の会 イメージ1
ひらた里山の会 イメージ2
オオタカ保護基金(栃木県宇都宮市)

『オオタカやサシバのすむ里山を守る活動を地域住民等とともに行うことによって、豊かな里山生態系を維持するとともに、都市と農村交流・人と自然が共生する地域づくりに寄与することを目的としています。
「オオタカのすむアカマツの森づくり」、「サシバのすむ里山づくり」等、里山での環境保全作業、農業や自然体験を通じて、多くの市民にオオタカやサシバの重要性、それらが生息する里山の保全や持続可能な利用の必要性を理解してもらうことができました。』

オオタカ保護基金 イメージ1
オオタカ保護基金 イメージ2
新町川を守る会(徳島県徳島市)

『吉野川原流域における森づくりを推進し広葉樹の森を取り戻すとともに、下流域の住民や山林所有者に、間伐等による森の環境保護の必要性を解ってもらうことを目的としています。
「3001年の森での間伐・下草刈り」、「森の健康診断」を通じて、多くの市民に広葉樹の健康な森のすばらしさ、森の荒廃を体験し、間伐の必要性を感じるとともに森を大切にする気持ちを持ってもらうことができました。』

新町川を守る会 イメージ1
新町川を守る会 イメージ2
エコけん(福岡県古賀市)

『参加者のエコ実践の継続を推進し、持続可能な社会づくりの一員としての自覚を発揚することを目的としています。
「小学生・地域住民を対象にした生活体験型環境教室」を実施し、多くの市民に環境に配慮したエコ暮らしの必要性に関する理解を深めてもらうことができました。』

エコけん イメージ1
エコけん イメージ2
夏花(沖縄県石垣市)

『白保集落から海への赤土流出を軽減することにより、白保海域に生息するサンゴを保全することを目的としています。
「グリーンベルト植栽」、「赤土流出対策に仕様する植物(月桃)畑の確立と整備」、「赤土堆積量調査」等を実施することでグリーンベルトの設置等だけでなく地元の啓発に寄与することができました。』

夏花 イメージ1
夏花 イメージ2

当行は、「最も身近で信頼される銀行」として、環境保全活動に取り組んでまいります。

市場運用業務を通じた生物多様性保全の配慮

ゆうちょ銀行は、投融資を実施するにあたり、気候変動や生物多様性などの環境問題などに適切に対応するため、ESG投融資方針を制定しています。ESG投融資方針では、ラムサール条約指定湿地へ負の影響を与える事業や、絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)に違反する事業を資金調達使途する投融資は行わないことを定めており、その他の環境への負荷が多い特定セクターについても、投融資先の環境への配慮状況を確認することを定めています。

ESG投融資方針

ゆうちょボランティア貯金

ゆうちょ銀行では、援助を求めている世界の人びとや自然保護に少しでも多くの支援の手が届くよう、「ゆうちょボランティア貯金」をお取り扱いしています。みなさまからお預かりしている通常貯金および通常貯蓄貯金の利子のうち、税引後の20%相当額(1円未満切り捨て)が寄附金となります。

この寄附金は、「世界の人びとのためのJICA基金」(略称:JICA基金)を通じて、開発途上国・地域の生活向上や環境保全に活用されます。

ゆうちょボランティア貯金

調達における環境(気候変動・生物多様性等)への配慮

契約手続において「『環境への配慮』地球および地域の環境保全や資源の有効活用に配慮した調達活動を実施する」ことを定め、環境に配慮した調達を実施しています。

たとえば、「統合報告書(ディスクロージャー誌)」、「環境情報誌」などの印刷には、植物油インキ※1を使用しています。また、調達物品の使用素材を確認し、環境に配慮された素材に仕様を変更※2するなど順次取り組んでいます。グリーン購入も継続的に推進しています。

加えて、2018年12月に「グループの調達活動に関する考え方」(調達方針)を見直し、日本郵政グループが国連グローバルコンパクトに定める4分野(人権・労働・環境・腐敗防止)10原則を支持していることを示すとともに、お取引先さまにもご協力をお願いしています。

※1:
大豆油、パーム油など、植物由来の油および廃食用油などをリサイクルした再生油を使用したインクのこと。
※2:
プラスチックごみ等の削減に向けた取り組み。