Ⅰ 基本理念
株式会社ゆうちょ銀行(以下「当行」といいます。)は、経営理念である「最も身近で信頼される銀行」を目指す上で、自然と環境を守り、かけがえのない地球環境を次世代に伝えていくことが重要な社会的責任であるとの認識に立ち、事業を通じ環境に配慮した行動に努め、環境課題の解決に取り組みます。
Ⅱ 基本方針
当行は、環境に関する法規制、条例および同意した各種協定等を遵守し、これまで以上に地球環境への負担を減らすための取組および環境汚染の予防に努めます。
当行は、環境目的および環境目標を定め計画的に実行するとともに、これらを定期的に見直す枠組みを構築して、環境マネジメントシステムの継続的な改善を図ります。
当行は、省資源や省エネルギー、資源のリサイクル、環境に配慮した物品の使用、産業廃棄物管理等に努め、気候変動、自然資本・生物多様性、サーキュラーエコノミー(循環型経済)や人権尊重といった、相互に関連する各課題解決に取り組みます。
●気候変動に対する考え方
当行は、気候変動が社会や経済等に深刻な影響を及ぼす重大な課題であるという認識の下、パリ協定の趣意に賛同し、GHG排出量の削減、エネルギー使用量の削減・効率化をはじめとした、気候変動の緩和策・適応策に取り組みます。また、投融資を通じて、投融資先企業の気候変動に対する取組を支援していきます。
●自然資本・生物多様性に対する考え方
企業や社会は、自然資本や自然資本がもたらす恩恵を享受しており、当行を含む全ての企業は自然資本と関係しているという認識のもと、ネイチャーポジティブの実現に向けた取組を実施します。また、投融資を通じて、自然資本や生物多様性の保全・回復に資する取組を支援していきます。
当行は、環境に関する情報を社内外に積極的に公開し、環境教育や啓発活動を進めることにより、環境問題への意識の向上に取り組みます。
当行は、本方針を広く一般に公表します。
本方針は、経営会議で協議の上、制定しています。ビジネス環境の変化やステークホルダーとの対話等を踏まえ、定期的に本方針の見直しの要否を検討し、必要に応じて見直しを行います。
また、本方針に基づく取組状況は、経営会議および取締役会に定期的に報告を行います。
2025年4月1日
取締役兼代表執行役社長
笠間 貴之