「あいさつ」も、新人にとっては仕事の一部。社会人としてのあいさつは、お辞儀とセットで行います。
頭を下げるのは、言葉を言いきってから。
- 手渡しやすい距離に立つ。
- 名刺を両手で差し出し、会社名、部署名、名前を伝える。
- 名刺は、両手で受け取る。同時に、アイコンタクトをする。
- 名前を確認し、「頂戴します」と言う。読み方が分からないときは、このタイミングで尋ねる。
- 相手の名前が覚えられないときは、名刺を机の上に出しておく。
- 机に直に置かず、名刺入れに重ねると丁寧。
まずは、両手で名刺を持ち、相手に差し出す。その後、右手で名刺を渡し、名刺入れを左手で持って、そのうえで相手の名刺を受け取る。
ビジネスシーンでも自己紹介をする機会があります。とはいえ、就職活動時の自己PRとは別ものです。謙虚で簡潔な自己紹介が好まれます。
- 明るくハキハキと話しましょう。
- 相手と出身地や趣味が共通ならば、一言加えても良いでしょう。
一緒に働きたいと思ってもらうための、自己紹介にしましょう。しかし、情熱を伝えようと長々と語るのは逆に印象が悪いです。
- オススメのネタ 「趣味・特技」「出身地」
あなたの特徴を伝えるとともに、共通項を持つ人に興味を持ってもらえます。
- やる気を伝えるとともに、仲間意識を持ってもらえます。
やってはいけない!人と接する時の態度
×目を伏せる
「自信がない」「信用できない」という印象を与えがちです。相手の鼻のあたりや口元を見て会話すると、視線が優しくなり、話をしっかり聴いていることが伝わります。

×腕を組んで話す
偉そうに見えてしまいますし、自分の身体を守る姿のようで、他者を寄せ付けない印象を与えるしぐさです。
マナー監修:岩下 宣子(いわした のりこ) さん
現代礼法研究所 代表
全日本作法会の内田宗輝氏、小笠原流小笠原清信氏のもとでマナーを学び、1985年、現代礼法研究所を設立。マナーデザイナーとして、企業、学校、公共団体等でマナーの指導、研修、講演と執筆活動を行う。著書に『図解 マナー以前の社会人常識』 (講談社+α文庫)等。
