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#01 キャリアへの挑戦×新しいビジネス

地域リレーション部門 地域金融法人部  主任 山下 佳祐さん、グループリーダー 河村 龍さん、東 寿々奈さんの写真
社員紹介(写真左から)
地域リレーション部門 地域金融法人部
主任 山下 佳祐さん
グループリーダー 河村 龍さん
東 寿々奈さん

“地域への貢献”、探求した先に見えたもの。

―2021年度にキャリアチャレンジ制度に応募し、2022年度から本社地域金融法人営業部で活躍している山下さん、東さんにお伺いします。
お二人が、キャリアチャレンジ制度に応募したきっかけや理由をお聞かせください。
また、なぜ、その中でも、当行の新たなビジネスである「Σ ビジネス」を担う部署にチャレンジしようと思ったのですか。

地域金融法人部 主任 山下さん(以下、山下):

私は、生まれが九州であり、地元地域への貢献のためにも、入社当時から地域の活性化に携わりたい思いがありました。
ゆうちょ銀行がお客さまからお預かりしている資金を地域に循環させることができれば、地域の活性化、ひいては地域への貢献につながるのではないか、と考えていました。

そんな中、キャリアチャレンジ制度について社内周知があった際に、地域金融法人部の周知資料が目に留まり、純粋にこの業務に携わりたいと思い、応募をしました。

今現在、地域金融法人部の一員として業務にあたっていますが、応募前に自身が抱いていた業務イメージとの乖離も無く、実際に業務を通して外部の方々と打ち合わせをしていく中で、「このファンドに出資してほしい」だったり、「ゆうちょ銀行・郵政グループのネットワークを活用したい」といったような、地域活性化のための具体的な協議に参画し、推進させていただくことも増え、日々やりがいを感じながら業務にあたっているところです。

地域金融法人部 主任 山下さん

地域金融法人部 東さん(以下、東):

私は、応募のきっかけは山下さんとは少し違い、最初にキャリアチャレンジ制度の存在を知り、本社の業務をいろいろと調べる中で、地域金融法人部に興味を持ったかたちです。

元々営業店のFC(現:コンサルタント)として築地・銀座の営業エリアを受け持っていたのですが、築地市場の移転や新型コロナウイルスの影響による観光客減少により、飲食店経営のお客さまから経営状況に関するお困りの声を聞くことが増えました。
そうした状況下で、「資産形成以外で、ゆうちょ銀行として何か力になることができないだろうか」と考えていたところと、地域金融法人部の、「地域への資金循環により地域活性化に資する」、という業務がちょうどリンクしました。

これまで携わってきたリテールビジネスとは異なる分野で地域貢献に携わることにも魅力を感じ、地域金融法人部への応募を決めました。

地域金融法人部 東さん

―制度として始まって間もないキャリアチャレンジ制度に応募することに、不安はなかったのですか。周囲のサポートなどがあったのでしょうか。

山下:

制度自体が新しいもので前例がなく、応募することに不安はありました。
ですが、当時(熊本支店)の上司が、私のチャレンジしたいという気持ちをしっかり受け止めてくださり、強く後押しをしてくれたことが決め手となり、応募に至りました。

東:

私も、前例や周囲のロールモデルがなく、今後の自分のキャリアプランがわからない部分もあり、もちろん不安はありました。
当時(京橋店)の上司と相談し、これからの自身のキャリアや将来のゆうちょ銀行の展望についても話をしながら、「自分自身が道を創っていくんだ」、という気持ちで飛び込みました。
山下さん同様、上司が後押ししてくれたことが支えとなりましたね。

―自身でキャリアを切り拓いていく姿勢と、それを応援する上司との関係性、素晴らしいですね。
応募をすることを決め、新たな業務に飛び込んでいけるように、自己研鑽等、どのような準備をされたのでしょうか。

山下:

地域の金融機関やファンドプレーヤーと情報交換するために必要な知識を少しでも身に着けておこうと考え、ファイナンス関係の書籍を集め、財務諸表の読み方などを中心に勉強をしました。
キャリアチャレンジ制度合格後に、地域金融法人部の先輩社員からの業務内容説明もありましたので、比較的しっかりと準備ができたように思います。

東:

私も、今までとは全く違うファイナンスの業務にチャレンジするにあたり、主には財務分析スキルですね。簿記資格は取得済みだったので復習し、合格後も、地域金融法人部の先輩社員から薦められた参考書籍などにより、コーポレートファイナンスについて勉強し準備しました。

地域金融法人部 主任 山下さん 地域金融法人部 東さん

―これまでとは異なる分野の知識習得はご苦労もあったと思います。
合格後に、地域金融法人部の先輩社員からのサポートもあったのですね。お二人の上司として、また、受入れ先である地域金融法人部の一員として、河村さんはどのようなサポートをしましたか。

地域金融法人部 グループリーダー 河村さん(以下、河村):

地域金融法人部としても、キャリアチャレンジ制度による社員受け入れは初めてだったので、半年以上かけて、何度も部内で議論しながらサポート態勢を整備しました。
具体的には、社内外のエキスパート講師による研修や、先輩社員によるOJT等、育成カリキュラムを充実させ、基本的な業務知識を漏れなく修得できるようにしました。
また、メンター設定をはじめとして、社員の不安がなくなるよう、コミュニケーションを取りやすい環境を整備しています。

加えて、地域金融法人部の業務は専門的であることもあり、部内の各専門セクションと連携しながら、例えば、ファンドやシンジケートローンといった業務分野について、様々な業務を経験できる仕組みを部署全体で連携しながら整備しているところです。

そして一番大事な事として、エリア基幹職の皆さんには、キャリアチャレンジ制度という新しい制度を活用し、これまでの業務とは違う、馴染みのない業務に携わっていただくということもあるため、わからないことがいつでも聞けて不安が無いように、常に密なコミュニケーションを意識し、風通しの良い職場環境であり続けることを社員一同、心がけています。

地域金融法人部 グループリーダー 河村さん

山下:

私のOJTの先輩は、同郷であることも相俟って、非常に親しみを持ってお話しをしてくださいました。企業訪問に同行する中で、訪問先でのマナーや折衝での所作から議題まで、全てにおいて一から教えてくれ、非常に感謝しています。

東:

私も、これまでは個人のお客さまへのコンサルティングに従事しており法人折衝経験はありませんでしたが、OJTにより、基本的なマナーから応用的な折衝スキルなど、一からしっかり教わりました。
また、本当に細かいところで言えば、Excelのテクニック等どんな素人質問にでも、温かく答えていただいたおかげで、安心して業務に従事できました。
私のOJTは、他でもない河村さんだったのですが(笑)。

河村:

「本当に何でも聞いて良いんだ!」と思ってもらえる雰囲気づくりを常に心がけ、コミュニケーションをとり「何を聞いても良いよ」としっかり伝えるように心がけていたので、そう言ってもらえて何よりです(笑)。

地域金融法人部 主任 山下さん 地域金融法人部 東さん 地域金融法人部 グループリーダー 河村さん

―お二人の努力もさることながら、受入れ先も創意工夫し、共に成長していけるというのは、良い効果ですよね。
そもそも、地域金融法人部が、お二人のようなフロントラインで活躍している人財のチャレンジを受けることとした背景や、受入れて良かったこと、今後期待することもお聞かせください。

河村:

背景としては、地域金融法人部は現在、東京に所在する本社内の組織ですが、ビジネス自体は地域を起点とし、地域のステークホルダーとの連携を基本としていますので、将来的には各地域拠点において情報収集ができる態勢を構築していくべき、という構想があるためです。
そのため、地域のことをよく知り、想いのあるエリア基幹職社員の方に地域金融法人部に来ていただき、折衝スキルやファイナンススキルを身に着け、また各地に戻ってこのビジネスを牽引頂くことを想定し、キャリアチャレンジ制度の受入れ部署として参画させて頂きました。

キャリアチャレンジ制度で人財受入れすることで、受入れ側にも良い効果があったと思っています。キャリアチャレンジ制度の合格者は、やる気や想いを持ってチャレンジしてきてくれるので、失敗を恐れず、生き生きと業務にあたってくれる姿は、受入れる側のモチベーションを上げてくれています。

山下さんも東さんも大変優秀で、教えたことをどんどん吸収していってくれますので、今後は、自分自身の後継者を増やしていくようなことも意識し始めて頂き、将来的には態勢整備やスキル伝播をして頂く役割を期待しています。

地域金融法人部 グループリーダー 河村さん

―山下さん、東さん。本社での業務経験を踏まえ、活躍フィールドが全国に広がることも視野に入れると、ご自身の今後の展望はいかがですか。

山下:

私は、今後九州に戻る予定なので、九州に地域ビジネスの組織基盤を創り、人財育成にも携わりながら、地域金融法人部で培った知識やスキル活かして、実際に九州で、投資案件であったり、地域活性化に係るビジネスに取り組んでいきたいと思っています。
そのために必要な情報や仕事、勉強しなければならないこと等、色々と準備すべく今動いているところです。

東:

私は、キャリアチャレンジ制度を通じて本社業務に携わったことで、更に視野を広げ全国的にも活動したいと思い、今年度から総合職にコース転換しました。
今後は、地域金融法人部の一員として全国の案件発掘をしていくと共に、各地域に地域ビジネスの拠点を作っていくこと等も含めた、地域金融法人部のビジネスそのものの検討・態勢整備にも携わっていきたいと思っています。また、キャリアチャレンジ制度を活用する社員のためにも、懸念や不安を払しょくできるよう、自身の経験を活かして、各拠点と本社の距離が縮まるよう、態勢づくりのサポートもしていきたいと考えています。

―全国へ展開や、本社の体制強化など、頼もしい展望をありがとうございます。
最後に、皆さまから、地域金融法人部のビジネスの魅力や、今後キャリアチャレンジ制度の利用を考えている社員へのメッセージをお願いします!

山下:

新しいビジネスの当事者として、ビジネスそのものを創造していく、というチャレンジングで刺激的な業務を行えます。これまでのフロント業務とは異なる、新しい経験が沢山できるという点で、興味のある方には是非チャレンジいただきたいと思います。
地域のステークホルダーの中でも、金融機関やベンチャー企業等といった、専門的知見のある方に出会う機会が増え、学ぶべき事がたくさんありましたし、何かを突き詰めている方とのかかわりはとても刺激になります。

東:

キャリアチャレンジ制度は、自分で手を挙げて、自分がやりたいことができる、という素晴らしい制度だと思いますので、興味がある方はぜひキャリアチャレンジに応募して欲しいなと率直に思います。
地域金融法人部のビジネスは新しいビジネスですので、既存の業務では経験できないことを味わえます。地域のベンチャー支援機関等、普段の生活ではなかなか足を運ぶ機会がないようなところでも様々な話を聴くこともでき、非常に有意義な時間を過ごせていると感じています。

河村:

地域金融法人部の業務は、純粋に、非常に面白い業務だな、と思います。
経営者の方、金融機関の方など、普段なかなか会うことのできない方々に会え、その考えを知ることができるので、大変勉強になる環境です。
また、ファイナンスに関する知識や折衝スキルなど、ビジネスマンとして有用なスキルも得ることができ、そのスキルを活用し、地域に資金を循環し貢献していく、という非常にやりがいのある業務だと思っています。
ご興味のある方は、キャリアチャレンジ制度を利用することで、自分のやりたいことにチャレンジできるチャンスがありますので、是非応募していただければな、と思います。

インタビュー実施日: 2023年4月18日
インタビュアー: コーポレートスタッフ部門 人事部 人材開発室 グループリーダー 森下 絵理奈
※所属や役職については、インタビュー当時のものです。

キャリアチャレンジ制度…社員自らが手を挙げて、他部署への異動などを希望することのできる制度。社員一人ひとりが自発的に自らのキャリアについて考え、挑戦することを後押し。2022年度は、193人が応募。

Σビジネス…「GP業務の本格化」を通じ、「社会と地域の発展に貢献する」という当行のパーパスを実現するとともに、当行の企業価値向上を図る「ゆうちょならでは」の新しい法人ビジネス。
全国津々浦々に展開する当行のネットワークを活用し、ソーシング業務(投資先候補の情報収集等)や地域活性化等業務(銀行本体に解禁された投資先の商品・サービスの紹介業務)を繋ぎ合わせ、地域金融機関等と協働し取り組んでいる。